先日、アリババグループが米国に設立したECサイトの[11Main]のベータ版を開始しました。アリババグループはソフトバンクを筆頭株主に中国で最も知られているECサイトとして中国だけではなく海外の多くの方に知られています。今回はそのアリババグループと米国に設立したECサイトの[11Main]について記事にしていこうと思います。

 

 さてアリババが最近になって注目を浴び始めたのはなぜでしょうか。アリババが最近注目を浴びている理由として他ECサイトと異なった特異なその収益モデルにあります。

 商品検索と広告からの収益を最大限に追求した収益モデルであり販売事業者から手数料をとらないこと、それによって多くの海外企業の進出促進を図る収益モデルを構築しています。販売事業者からのマージンを収益とせず顧客囲い込みによる商品検索と広告からの収益を最大限に保つことで、販売事業者は余計な費用をかけずに商品出品が可能、購入者はどこよりも安く商品購入が可能とB to B/B to C共に見事なwin-win-winの関係を構築しています。特に販売事業者にとっては高い収益が見込める、商品の輸入・輸出共に行う上で有益なサイトであると考えられます。

  二つ目が今年になってアリババが注目された要因となる有料サービスの展開です。海外進出を希望する中国企業と、逆に中国市場への進出を狙う日欧米の企業向けに、Webサイトの構築や維持管理による有料サービスをはじめたことで海外の企業から現在契約の申し込みが殺到しているとのことです。ECサイトを軸に比較的安価な費用で海外進出を可能にするサービスと基盤をアリババグループは提供し、海外進出を図る企業支援を行いながら海外の多くの企業と提携を図ることで将来的には海外ユーザー獲得と囲い込み、高い収益を図る戦略であることが考えられます。

 

 さて今回そのアリババグループが欧米に出品した11mainとはどのようなビジョンと構成を持ったサイトなのでしょうか?

 11mainのビジョンはアリババグループのノウハウを受け継ぎアメリカメインストリートでのショッピング体験をイメージして大手ECサイトでは販売されていない特別な商品を扱うことで他ECサイトに対抗していくようです。更に11mainはアリババの低いマージンと検索・広告からの収益の最大限に追求する戦略を引き継ぎ、販売事業者から徴収する手数料は3.5%主な米国ショッピングサイトと比較すると約半分から3分の1程度の非常に低い販売手数料を設定しており海外からの様々な販売事業者の出展促進を図っています

 
 さて実際に11main」を訪問するとまず登録を求められます。サイト内閲覧には事前に登録が必要でエントリーメール登録を行いサイトから招待メールが届けばサイト内閲覧が可能になるようです。サイトを訪問した感想ですが、「非常に美しいサイト構成とビジョンを持つサイト」であることに驚きがあります。そのサイトの雰囲気はまるでアメリカメインストリートの一場面をみているかのような感覚さえあります。更にいかにして顧客の囲い込みを行うか、常連サイトユーザーを作ることを最大限に追求しているサイトという感想です。
 アリババグループの米国進出の足がかりとなる「11Main]、今、海外への商品輸出を考えている企業は注目したいサイトです。

 
アリババグループ米国にECサイト「11Main]ベータ版の提供開始